~JKSC59~
Discussion
ディスカッションテーマ
国内外参加者は3つのうちいづれかのテーブルに属し、研究・議論・成果発表を行います。フォラム
(テーブルチーフ)が用意した下記大枠をベースとし、参加者自身が主体的に議論内容を深めていきます
(1)「「魔女の宅急便」から見る日韓の映画文化」
フォラム:甲南大学文学部3年 藤井智也
〈概要〉
皆さんは韓国映画をご覧になったことはありますか。うんとロマンチックな恋愛映画から、圧巻のアクション映画まで、韓国は実に幅広いジャンルでクオリティの高い映画作品を世界に発信しています。そこで、このテーブルでは、日韓の映画文化についてディスカッションをします。フィールドワーク先としてジブリ映画作品『魔女の宅急便』の原作地ともいわれている小豆島オリーブ園を訪れ、映画の理解を深めるだけでなく、そこから誰の身近にもある映画を通して、日韓交流を深めていく予定です。
グループワークの内容は以下の通りで進行を予定しています。
大きく分けてこの三本柱で進行を予定しています。
①日韓の映画の違いや、文化について知る
②舞台に触れて理解を深める
③ちょっとした映画の続きを考えてみよう!
(2)「日本の妖怪、韓国の妖怪~妖怪から人々の暮らしを知る~」
フォラム:関西大学政策創造学部1年 佐藤成希
〈概要〉
1 なぜ「妖怪」が生み出されたのか、日韓の妖怪を比較
2 妖怪美術館、迷路の町を見学
3 議論を通して分かったことから日韓の相互理解を深める
妖怪の発祥の原点は日韓のそれぞれの地域の生活に根付いた慣習にあります。その妖怪について議論を交わせば自ずと二国間の文化交流、相互理解に繋がります。普段の日常生活の中で妖怪の存在を意識している人は専門家を除いてまずいないでしょう。小豆島でのディスカッション、フィールドワークを通じて今までにない「新発見」が生まれると思います。
〈フィールドワークについて〉
フィールドワークで行く妖怪美術館には、「妖怪」と聞いて皆さんが連想する河童や天狗はほとんど展示されていません。そこには現代人の抱えるSNSなどの現代特有の悩みを現代美術家が具現化した個性豊かな妖怪がずらりと並んでいます。そうして作り出された妖怪に触れることで、長い歴史で裏付けられた日本人らしさ、現代人の持つ精神性や文化性を感じられます。
(3)「Produce JK School ~ 日韓の学生にとって最高の学校を創作しよう~」
フォラム:北九州市立大学外国語学部1年 奥代凜花
〈概要〉
このテーブルでは、日本と韓国それぞれの学校生活を様々な視点から比較して相違点を踏まえた上で、日韓両国の学生が通うJK School を創作します。大きく分けて三本の柱を元にディスカッションを進めていきます
1)制服に関して
2)年間行事、時間割やスケジュールについて
3)校則やルールについて
私たちにとって「当たり前」や「常識」を形成する場である学校について考えることは、日本と韓国お互いの違いを知り、それについて考えることは日韓交流の第一歩となるでしょう。皆さんがこれまでの学校生活で頑張ったことはなんですか?楽しかったことはなんですか?身近に感じる学校生活について共有してみましょう。もしかしたら皆さんにとって当たり前だと感じていたことは、実は国を超えれば当たり前ではないのかもしれません。参加者一人一人が新しい発見を積み重ねて自分の世界を広げることができるディスカッションを作ります。一緒に日韓交流の第一歩を踏み出しましょう。